*巷では幻のCDと呼ばれたほどのCDらしいです。運良く最近近くの古本屋さんにて発見いたしました。950円(笑)売ってくれた人、ありがとう〜。
*さて、このCDにはナイトライダーだけでなく、同じ頃に放送されたエアウルフ(見たことないっす)とのカップリングCDになっています。全6曲、計28分ほどです。曲は
1、AIRWOLF THEME、1
2、KNIGHT RIDER THEME、2
3、KNIGHT RIDER THEME、1
4、KNIGHT RIDER THEME、3
5、AIRWOLF THEME、3
6、AIRWOLF THEME、2
です、大体♪ちゃっちゃららーん♪の耳慣れたテーマソングのアレンジが入っています。
どうやらオリジナルの音源ではなく日本で再編集されたもののようです
*でも個人的には音楽も良かったのですが、CD解説書の文章&マイケル達の写真が良かったです♪
(画像参照)
<ナイトライダーCD解説書より抜粋>
ウルトラ・シリーズや東映戦隊シリーズなど、怪獣や怪人を相手に最新の科学力を備えたスーパーヒーロー達が戦う、"ウォー・ゲーム"的な子供を対象にした作品が日本のSF・TVの代表とするなら、アメリカのSF・TVは現代を舞台に、最新の科学力を備えた(あるいは施された)一見普通のハンサム・ガイ(あるいはグラマー美女)が邪悪な犯罪に立ち向かう"アドベンチャー&アクション"作品がその代表といえるだろう。もちろん、対象は大人であるが、子供からお年寄りまで楽しめるように作られている点は、ジョージ・リーヴス主演の『スーパーマン』の頃から変わっていない。主人公の活躍する場所も宇宙や別世界を舞台にした作品は、『宇宙家族ロビンソン』や『スター・トレック(宇宙大作戦)』ぐらいしか成功した例がなく、『宇宙空母ギャラクティカ』にしろ、『ローガンズ・ラン』にしても残念ながら失敗している。『ナイトライダー』がアメリカはもとより、日本でも人気が高いのは、まさにアメリカSF・TVの代表ともいえる作品作りがされているからだ。ハンサムだが親しみやすい主人公、分かりやすいストーリー展開、そして洒落た会話と、日本の一般視聴者が十二分に楽しめる要素が入っていたからである。(これは『エアーウルフ』にも言えることではあるが)
『ナイトライダー』は、82年10月1日よりアメリカ3大ネットワークの一つであるNBC−TVで4シーズンに到って放送(アメリカのTVは毎年9月よりスタートして、翌年の3月ごろまで放送される。もちろん、視聴率が悪いと年内で終了してしまう場合もあるわけで、アメリカのTVシリーズにちゃんとした最終回がないのもそのためである。したがって1シーズン分に放送されるのは22話前後ということになる。『ナイトライダー』は82−83年から85−86年4月まで放送されたが、日本では84年12月16日に『日曜洋画劇場』で2時間のパイロット版(TVシリーズ化用のテスト・バージョン、シリーズ化される時、キャラクター名や俳優、設定が変わる場合がある。ちなみに、デボン・シャイアはパイロット版の名前で、シリーズではデボン・マイルズに変わっているが、日本語版ではパイロット版とのつながりで変えていない)が放送され、17.1%(ビデオ・リサーチ)の高視聴率を得た。続いて2時間スペシャル版が5本放映されたのだが、ここで視聴者が混乱してしまうのは、1.5本とも映画だと思っている2.女性メカニックのレベッカとパトリシアの位置関係、つまり『ナイトライダー2』から『ナイトライダー4』までレベッカが登場し、『ナイトライダー5』にはパトリシアが登場そしてシリーズ化の最初の頃には再びレベッカが登場し、途中よりパトリシアに変わった理由の2点である。
『ナイトライダー』は4シーズン続いたと先に書いたが、その間、レギュラー・キャストで多少の変化があったため、日本では混乱してしまったのだ。つまり、第1シーズンにはパトリック・マクファーソン演じるボニ-が女性メカニックとして参加、第2シーズンではレベッカ・ホールデン演じるエイプリルに変わったが、1シーズンのみの出演で、第3シーズンから再びボニーに変わったのだ。ちなみに、85年4月21日放送の『ナイトライダー2』は第2シーズンの第1話"Goilath"、同年6月2日放送の『ナイトライダー3』は同じく第2シーズンの第17話"Goilath Returns”、同年10月27日放送の『ナイトライダー4/殺人ミサイル壊滅作戦』も同じく、第2シーズンの第19話”Mouth Of the Snake”86年6月29日放送の『ナイトライダー5/強敵赤い殺人カー』は第3シーズンの第1話"Knight Of the Drone”、同年12月28日放送の『ナイトライダー6』は、第2シーズンの第5話と第1シーズンの第7話を合わせて、それぞれ放送されている。
シリーズ放送もボニーとエイプリルの入れ替わりを整理する意味で、エイプリルが出演している第2シーズンを先に放送し、続けてボニーの出演する第1シーズン(アイキャッチがいつものピンク色ではなく、夜間走行するKITTになっているので区別はしやすい)と第3シーズン以降が放送された。この放送順を知っていないと、常に改造強化されるKITTの能力やセミ・レギュラー悪役(ガースやKARR)の過程が分からなくなってしまうので要注意!
さて、スピーディーなアクションやKITTの走行場面の雰囲気を盛り上げるテーマ曲は、製作総指揮のグレン・A・ラーソンとプロデューサーのマイケル・スローンによるもの。劇中音楽は、『600万ドル男』『宇宙空母ギャラクティカ』『警部マクロード』『36世紀のヒーロー/バック・ロジャース』など、グレン・A・ラーソン製作のTVシリーズを多く手がけているスチュウ・フィリップスを中心に4人の作曲家が参加している
by YOSHIHARU TOKUGI
|